大クスノキのお手入れ
当園のシンボルとも言うべき大クスノキ。
このクスノキは、今から約440年前に、荒木村重が花隈城築城の際、お城の鬼門除けとして植えたと伝えられる木です。
それから推測すると年齢も500歳ぐらいと言われています。
そのクスノキが少しだけ枝の先が枯れていたり、葉っぱの色が黄色かったり、弱っているわけではないのですが、ものすごく元気でもない。
そこで元気を出してもらうための手入れとして、まず枯枝を撤去。
さらに根元周りの掃除と土壌の改良を行いました。
クスノキの根元にはたくさんのツワブキが広がり、菊花展の頃には同じ菊の仲間として黄色のかわいい花を楽しんでいただいています。
しかし少し増えすぎたかなということで、いくらか間引きをしツワブキの古い葉も摘み取りました。
次に地表面にたまった古い葉やマルチング材、土などを撤去し、病気などの原因を取り除きます。
その後、新しいほっかほっかの土壌改良剤を敷き均し、クスノキの新しい根が出てくるようにします。
クスノキの根は、地表面に近いところにもたくさん出ます。
これから古い葉っぱと入れ替わって新葉が出てきます。そして葉っぱが光合成をし蒸散をすると水が吸い上げられ根から水が送られます。
これからクスノキ自らが栄養を蓄えるために、光と空気と水を取り入れます。
私達はほんの少しだけそのお手伝いをしているわけです。
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- 大クスノキのお手入れ(2009.03.18)
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